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Ken's Caf'e

気ままにAdaltyなことを綴りたくて……
 Blue light 51
 2007年05月23日 (水) 01:33:57

僕が高校の頃のとある夏の日。
町の中心を抜けて国道に入った。
国道からバイパスを経由してR51を走ってる。
僕と友達は後ろにシュノーケルとかを積んで海を目指して
カブのアクセルを快適に開けて走ってる。
けれど夏の太陽は高くぎらぎら容赦ない。

海へ向うR51のちょうど途中あたりに
紫色の看板が見えてくるんだ。
看板にはアルファベットと矢印が書いてあって
矢印の先を追うと数件の民家と田圃を越えて
その先に森が広がりその左側あたりの中に隠れるように
およそ不釣り合いな紫色の妖し気な無数の
小さな建物が見えてくるんだ。
ちょうど信号で停まってその紫の建物を見ている。
彼が言った。
「いまごろあの中でヤってんだろうなあ…ちっくしょう」
と友達が言った。
「え?」
「え?じゃねえよハメッコにきまってんだろーがー」
「え?あそこでか?」
「あたりまえだろ!モーテルでお茶だけ飲むかよ」
「モーテルってハメッコするとこなのか」
「おいおいおい…お前はカマトトかって」
まあ…うすうすは感じていたが
「ふ~ん」
信号が変わって青になった。
目一杯アクセルを開けた。

ぎらぎら照りつける太陽の下を僕らは
ひたすら海へ向ってスーパーカブをとばしてる。
バックミラーにさっきの看板がうつって
ちょうどそこから白いセダンがでてきたところだった。
その車は僕らの後ろについてきて
頃合をみはからってあっ!という間に僕らを追い抜いて
海浜公園入口へ消えていった。
一瞬……
助手席の白いワンピースに髪の長いきれいな女性が見えた。
目と目が合った…気がした。
アクセルを緩めて僕と並んで彼が叫んだ!
「なあ!あいつら今ヤッて出て来たところだぜ」
「ああ…そーみたいだな」
「すんげえ美人だったろ?見たかおい?」
「ああ!見た!美人だった」
「ちっくしょ~いいよなあ~あんな美人と昼間っから
 ばっこんばっこんハメッコしてたんだってよ~
 あああ~~~俺もやりてえ~~~」
「ああ…やりたいな」
松林が見えて来たここを下れば海だ!
大平洋の遠浅の海が広がっている。
ちょうど角にさっきのモーテルの対向車線用の看板が見えてきた。
やはり紫色だ。
そこにはこう書いてあったんだ。



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