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 RE〜わたしの奴隷になりなさい〜
 2013年01月14日 (月) 12:49:43

「わたしの奴隷になりなさい」サタミシュウ著 角川文庫

watadorei-syusatami-011.jpg

先日昼飯を食べようと晴海通りの
つけ麺屋「たれ蔵」へ歩いてた。
店は満杯だった。

並んでまで食事したいタイプではないので
速攻店を後にして
迷ったあげく沖縄料理の店に向かうべく
晴海通りを有楽町ほうへ歩き出した。

途中晴海通りの下を向こう側ぬけるように
商店街と映画館がある。
銀座シネパストだ。

入口の道路沿いの大きな縦長看板には
「わたしの奴隷になりなさい」のポスターが貼ってあった。
壇蜜主演で映画化されたものが上映されている。
見たいけれど仕事中だ。
パンフレットだけでもと思うが中に入らないと買えない。
しかたなく階段を昇って下界に出た。

壇蜜の艶かしいポスターが秋の空になぜか映えてる。
そんな事もあって
再読をしない僕がストック本が無くなったこともあって
「わたしの奴隷になりなさい」を再読した。

〈再び読み終えて〉
改めて読み直しても
意外な展開と結末にあらためて驚きと感動さえ覚える。
リリー・フランキーをして
「これは官能小説ではなく青春小説である」と書評で書いていたが
まさにそうだとおもった。

ストレートで厭らしい表現や危険な放送禁止用語が
あたりまえのように文字として出てくるが
なぜか普通に感じるのは僕の感覚が麻痺してしまったとかと思っていたが
どうやらそうでもないらしい。

男と女の性の営みを詳細に表現してある官能小説に対して
官能小説にはないものが
サタミ氏の書く小説には存在する気がしてならない。

それは性描写が上手だとかではなく
登場する人物の人間性や愛をきちんと書いていることだろう。
それがあるからギリギリ単なる官能小説ならないのだ。
そして
予想を覆す意外性のストーリー展開だ。

文学と官能は紙一重でもある。

登場人物の喜怒哀楽を匠に表現して
淫美な性描写とうまく織り交ぜていく様はまさに見事の一言である。
サタミ氏の書く小説はまさしく青春小説であり
決しておざなりな官能小説ではない。

watadore-danmitsu-022.jpg

しなしながら
危険な麻薬でもある。
一度味わったらやめられなくなる
そんな危険で素敵なヤバい小説である。

サタミ氏の作品の中で
ダントツにすばらしいのはやはり
「わたしの奴隷になりなさい」である。
香奈という名前を聞いたり読んだりしたら
僕はどきん!と反応してしまう。

やはり
内容と物語が強烈だったせいだろう。
ネットで予告を見たが
主人公の「僕」はイメージどうりだが
ご主人様役の板尾創路は原作とは似ても似つかなく
かっこいいがご主人様のキャラ的にはぴったりだ。

肝心の香奈役の壇蜜は僕にとって原作とはイメージが合わない
けれども別な物語と考えれば適正な配役なのかもしれない。
なので
原作が大好きな僕は
やっぱり映画を見ない事にした。
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2013.01.25 (16:37) * URL [EDIT]

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